書籍一覧
登録書籍数: 46件
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1,500円(税別)
(税込: 1,650円)
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◆揺るがぬ自我
信子は大正三年生れ、本名・丹羽信子、生誕地は大阪市東区八軒家(現在の京橋三丁目)である。三年後に東区船越町に転居する。ここでの幼児体験や、成年に至るまでの暮しが信子の人格や、作品…
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1,500円(税別)
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◆虚子門但馬派の自負
美しく木の芽の如くつつましく
(『くくたち』上巻)
昭和十一年四月二十五日、外遊先より帰途に立ち寄った伯林(ベルリン)日本学会講演会で、杞陽は虚子の講演を聴き、翌二十…
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1,500円(税別)
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◆大好評百句シリーズ最新刊
「物心一如の凝視」
素逝の『砲車』は戦争賛美の句集ではない。敵兵への憎悪の句はあるが、中国民衆へ心を寄せた句もあり、戦友を思い遣った句もある。素逝は聖戦を信じて疑わなか…
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1,500円(税別)
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◆異貌の多面体
秋炊ぐ聖書に瓦斯の火がおよぶ
(『蛇』所収)
第一句集『蛇』の第一部「学問」の章に置かれた一句。この章は戦争中の昭和十九年から二十三年までの作を収めてある。大正十四年生れの赤尾兜…
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1,500円(税別)
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◆名句百句を読む
シリーズ最新作!
雪晴れに足袋干すひとり静かなる
「雪や泥に汚れた足袋を下宿の軒に吊るすとき、雪景色の静寂に孤独を覚えたというもの。欣一、十九歳の作。金沢の風土に根ざした生…
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1,500円(税別)
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◆成熟に抗して
鬼房は蛇笏賞の受賞の際、自らを「翼を欠いた鳥」に喩え、「永遠の飛翔願望」を抱くと語った。「地を這うばかりの哀しい存在」であり、「土俗に愛憎を傾けすぎる」とも。それは生きることへのした…
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1,500円(税別)
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第17回日本詩歌句随筆評論大賞・随筆評論賞特別賞を受賞しました!
◆万象への存問
魚目は若い頃、橋本鷄二や四、五人の仲間と共に鎌倉の虚子の家に句を見てもらいに通っていた。(略)それぞれが墨書し…
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1,500円(税別)
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◆老いてなお華やぐ
登四郎が中学生の頃、谷中で医者を営む母方の伯父の山本安三郎(六丁子・曽良の「奥の細道随行日記」の真筆の発見者)に俳句のてほどきを受け、さらには中学の国語の担任の三上永人や隈部次雄…
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1,500円(税別)
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◆人間の業と向き合ふ
楸邨の句は難解だと言はれることが多い。僕は初学の頃から「寒雷」系の…
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1,500円(税別)
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◆写生とは何か
鳥のうちの鷹に生れし汝かな
「ホトトギス」の巻頭句。「鷹の鷄二」の代表句、鷹へのオマージュである。この句は、青山高原に舞う鷹の姿や屏風に描かれている鷹からの連想によってのみ…
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1,500円(税別)
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◆いのちを運ぶ
人の世は命つぶてや山桜
澄雄は思い出を抱いて、桜の咲く吉野を一人で訪ねた。句には「吉野にて─去年元気なりし妻はや今年亡し」という前書きがある。その頃、澄雄は毎年のように…
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1,500円(税別)
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◆新しい俳句への挑戦
爽波がどんな句をよい句だと考えていたかは、毎月の「青」の「選後に」を読めばほぼわかってくる。当然弟子たちの作句の方向を修正したり鼓舞したりという意図もあったろうが、あの頁は…
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1,500円(税別)
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第16回日本詩歌句随筆評論大賞 評論部門・大賞受賞を受賞されました。おめでとうございます!
◆豊穣の世界を探る
硝子戸を人の過ぎゆく古雛
古雛が並べられているのは骨董品店だろうか。雛…
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1,500円(税別)
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◆写生の鬼
流し雛堰落つるとき立ちにけり
「ホトトギス」昭和八年八月号の雑詠句評会で、「男の雛の仰向きたまひ波の間に 誓子」の評に先だって花蓑は、「流し雛と云ふ行事はそれだけでも大変興味が…
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1,500円(税別)
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◆文体の多用さ、自在さ
紙燭の燄天に向ひて梅白し
梅の花の頃の冷たい夜気が感じられる。静謐な感じの句だ。「紙燭の燄天に向ひて」と「梅白し」は発想的には二句一章だが、句形は上五から下五まで一…
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1,500円(税別)
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◆久女の真実
谺して山ほととぎすほしいまゝ
久女の代表一句といえばこの句。雄渾な一句である。作者の強靱な筋の通った精神と、豊潤な詩のひらめきを感じさせる。この句のような高次の作品世界に至り…
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◆十七音への果敢なる挑戦
菖蒲湯の沸くほどに澄みわたりけり
この句は、間違いなく狩行の代表作のひとつである。浴槽に張った水はもちろん透明な美しい水であるが、それが熱せられるとともに変化が現れた…
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1,500円(税別)
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◆新進気鋭の俳人・村上鞆彦の鑑賞が光る、芝不器男俳句への格好の入門書!
永き日のにはとり柵を越えにけり(大正十五年)
不器男の句で最も人口に膾炙しているもののひとつ。うららかな太陽の下で起…
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◆妻の遺品ならざるはなし春星も 『虻峠』(昭和五十三年作)
先生が平らな地に家を建てて転居されたのは前年の早春である。そして半年も経ないで奥様が癌だと分かり、入院手術された。奥様は「運河…
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1,500円(税別)
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◆俳句は足でかせぐものだ
蹤いてくるその足音も落葉踏む
落葉を踏んで歩く時、人は孤独感のうちにも、今、ここに在る自分の存在を改めて確認する。静けさの中で、この句はもうひとつの足音を聞いてい…
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