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高柳克弘著『芭蕉の一句』(ばしょうのいっく)

高柳克弘著『芭蕉の一句』(ばしょうのいっく)[4781400716]

販売価格: 1,800円 (税込)
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[高山れおな氏評 高柳克弘『芭蕉の一句』を読む](「―俳句空間―豈weekly」より)

365日入門シリーズ最新刊、この秋、ついに登場!

新進気鋭の俳人、高柳克弘が季語の視点から読み解く芭蕉像

芭蕉の句を読み解くにあたって、本書が『俳諧雅楽集』に書かれた本意を用いたのは、芭蕉が季語の新しい有り様を描き出そうと果敢に挑戦していたことをあきらかにし、“詩情の開拓者”たる芭蕉の姿を浮き彫りにするためである。(「詩情の開拓者、芭蕉―あとがきに代えて」より)


十月二十三日

この道や行く人なしに秋の暮  『其便』

「所思」と前書。果てしなく伸びたこの一本道、一人として通う者もないこの道に対するとき、秋の暮の寂寥はますます深まっていく、というのである。「道」には、人生そのもの、そして芸道としての道の意味も含まれる。暗鬱な印象の句だが、「この道や」というきっぱりした上五には、むしろ孤高に生きる矜持が感じられはしないか。この句に触発され、蕪村は「門を出て故人に逢ぬ秋の暮」と詠い、高野素十は「まつすぐの道に出でけり秋の暮」と詠んだ。芭蕉の「道」が、長い時間を貫いて、現代俳句まで続いていることの証だ。

季語=秋の暮(秋)
230ページ
四六判変形ソフトカバー装
定価1800円(本体1714円+税)

著者
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【著者略歴】
高柳克弘(たかやなぎ・かつひろ)
昭和55年(1980年)、静岡県生まれ。平成14年、俳句結社「鷹」に入会し、藤田湘子に師事。同15年、早稲田大学大学院入学、堀切実ゼミにして芭蕉俳諧の研究を始める。同16年、俳句研究賞、同20年、俳人協会評論新人賞を受賞。現在、「鷹」編集長。著者に『凛然たる青春―若き俳人たちの肖像』(富士見書房)。

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