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ホーム評論・エッセイ・小説・戯曲 > エッセイ中村真一郎,・佐岐えりぬ著『滞欧日録 一九九五・夏』(たいおうにちろく)
書籍詳細

中村真一郎,・佐岐えりぬ著『滞欧日録 一九九五・夏』(たいおうにちろく)[9784894021549]

販売価格: 2,039円(税別)
(税込: 2,243円)
[【在庫切れ】]
◆本文より
二十四日(土)曇
午前。セネカを読む。ローマ銀の時代独特の文体の難解、一種の快感あり。昼、部屋主、尾嶋氏に伴われてブーローニュの森の島で食事。夜は日本館長小林氏夫妻と深夜まで語る。(S)

また寒くなり冬のコートを着ている人が多い。朝モノプリへ行きハム、野菜、牛乳を求め、ついでにリューテシでカフェ・オ・レを飲み、隣のパン屋で田舎パンを買って帰る。
十一時三十分に尾嶋氏とサチという人形作家の女性が迎えに来てくださり、ブーローニュの森へと出発。久々に渡し船で池の中程にあるレストランへ。天気もよくなりテラスのテーブルにパラソルを広げてもらい、ゆっくりと時間をかけて昼食をたのしむ。帰ってひと寝入りすると日本館館長の小林氏より電話。カフェ・クリュニーで待ち合わせ、小林夫妻とシテ島近くの勇へ。一昨年大塚氏や小林夫妻、その他のメンバーで夕食会をした寿司屋だ。外が見えなければまるで日本に居るような店内の作り。今日はまだ明るくて窓からセーヌ河や通行人が見え、やはりパリだと妙な気がする。(E)


[なかむらしんいちろう(1918〜)]

[さきえりぬ(1932〜)]

B6判変形並製フランス装
74頁
1996.01.15刊行
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