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ホーム句集 > 単行本中村一渓・中村文句集『雲自去来』(くもおのずからきょらいす)
書籍詳細

中村一渓・中村文句集『雲自去来』(くもおのずからきょらいす)[9784894027380]

販売価格: 2,000円(税別)
(税込: 2,200円)
[【在庫切れ】]
純粋に人間を観察する眼で追求したものを、芸術的に表現した句集。

羊雲モーツアルトの響きあり
湯浴むごと次々にゆれ若葉風
調ひの色と言ふべし紅葉かな
影さえて干大根の象牙色

推薦の辞
 中村明孝君は昭和五十九年より京都市東福寺専門道場にて、禅の修業を続けている在家の求道者です。平成三年からは禅問答も始め、彼の求道の熱意はきわめて旺盛であります。彼の自然・人間を観察する眼は、非常に純粋であり、そういう眼で追求したものを、彼の趣味として芸術的に表現しています。まことに興味深いものを感じます。彼の純粋な心に触れて頂きたいと心より願うものであります。(東福寺管長 福島慶道)

私の人生が大きく変わったのは昭和五十九年に京都、東福寺の僧堂師家(現在管長と兼任)とお会いしてからである。
それから長い年月が経ったがサラリーマンから画家-母の死-孤独の苦しみ-の中でも禅の修業が心の支えになってくれた。境地も進み、やる気もでてきたように思う。(あとがき)

水墨画六葉入り
装丁・君嶋真理子 菊判上製カバー装 104頁

●著者略歴
中村 一渓
本名・明孝。昭和30年東京生まれ。昭和53年慶応大学経済学部卒。サラリーマンを経て、画家。平成7年より俳句を始める

中村 文
昭和50年東京生まれ。平成12年青山学院大学卒業。平成11年より俳句を始める
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