出版社ふらんす堂の句集・歌集・詩集などを扱うオンラインショップです。
■百首シリーズ■
最新刊
1700円(税抜)


『岡井隆の百首』



『与謝野晶子の百首』



『落合直文の百首』



『山崎方代の百首』



『寺山修司の百首』



『森鴎外の百首』




■現代俳句文庫■
最新刊
1200円(税抜)


『金子敦句集』




■大阪俳人シリーズ■
最新刊
1200円(税抜)


『四明句集』




ホームその他シリーズ > 女流俳句叢書山口都茂女句集『狐火』(きつねび)
書籍詳細

山口都茂女句集『狐火』(きつねび)[9784894021631]

販売価格: 2,524円(税別)
(税込: 2,776円)
[【在庫切れ】]
◆ふらんす堂女流俳句叢書
今も昔も、山口都茂女さんは私にとって先輩である。いくら先生などと私に言って下さってもそれは聞こえない。私は生意気にも、高校生の頃から、生涯一女書生を生きてみようと決めてきた。あえて邪慳な生き方を貫かせて頂きたいと希ってもいる。都茂女さんはそんな私と違って、女の中の女、邪慳とは程遠い、濃すぎるほどの情の女である。一巻の作品が何よりそれを示している。しかし、
かねたたき老女になれず成り難し
などと詠んでもおられる一句のほとりに佇んで、私は生涯のこの大先輩に、あらためて深い友情と共感を覚えるのである。
(栞より)


◆収録作品より
汗拭いて女の右に座りけり
鰐口のなまくら鳴りに麦の秋
行々子潜めば寺の大きかり
常陸高野なかなか脱がぬ竹の皮
髪洗ふ妖精とゆびさされけり
処暑の水たつぷり墓の先生に
岩魚釣マッチのほかに山刀
羽抜鶏鳴かねばたるむ首の皮
二条の滝ほどよく離れ落ちにけり
いつ過ぎし狐の関所朴の花


[やまぐちともじょ(1932〜)「みちのく」同人 俳人協会会員]
栞:黒田杏子
装丁:スタジオ・ギブ 川島進
B6判並製フランス装函入り
182頁
1996.07.21刊行
【注】ふらんす堂友の会の方以外の注文は 先払い となっております
カード決済・ネットバンキング決済以外のお客様は、注文確定メールに払込先が記載してありますので、そちらからお振込みください。
払込が確認でき次第順次発送いたします。書籍代と送料の他に別途振込手数料がかかります。
予約の商品などを購入される場合、在庫のあるものと一緒に購入されますと、送料一律の関係から、発送は予約商品発売後になります。
インボイス制度の適格請求書が必要な方は備考にその旨をご記載ください。