出版社ふらんす堂の句集・歌集・詩集などを扱うオンラインショップです。
■百首シリーズ■
最新刊
1700円(税抜)


『岡井隆の百首』



『与謝野晶子の百首』



『落合直文の百首』



『山崎方代の百首』



『寺山修司の百首』



『森鴎外の百首』




■現代俳句文庫■
最新刊
1200円(税抜)


『金子敦句集』




■大阪俳人シリーズ■
最新刊
1200円(税抜)


『四明句集』




ホーム現代俳句女流シリーズ小野瑞枝句集『ハンカチの木』(はんかちのき)
書籍詳細

小野瑞枝句集『ハンカチの木』(はんかちのき)[9784894022072]

販売価格: 1,845円(税別)
(税込: 2,030円)
[【在庫切れ】]
◆現代俳句女流シリーズ燦
虫の夜やすこやかな地の息づかひ
時間の歩みに「すこやかな息づかひ」を感じとった感性の細やかさに感動し、この句にどことなく宗教的な清潔感を覚えた。私が小野瑞枝さんを注目し出した一句である。
姑君から受けた信仰心、心の原風景となっている異郷大連での生活、そして俳句によって知った写生の道、これら三つの要素が小野瑞枝という俳人の簡素にして清潔な詩精神をかたちづくっていると思われる。
(帯より)

ただ、ひたすらに写生を心がけてきただけですが、それだけに一句一句にその時の情景が鮮やかに思い浮び、生きて来た証を確かめられたことを幸せに思っております。
(あとがきより)


◆収録作品より
亡き姑の手擦れの聖書初日影
のぼりくる港の音や冬の丘
鉄扉の音寒夜に響く吾子ならむ
風邪癒えてまづ花種を蒔ける夫
囀の高まれば雨霽れてをり
塀越しに打水しぶき浴びにけり
白き鷺杜をよぎりし薪能
墓参りして近道の花野かな
木のうろに積もる朽葉や訃の知らせ
薄氷に菜屑まじれる外流し


[おのみずえ(1928〜)俳人協会会員]
栞:西村和子
帯・序:岡本眸
装丁:スタジオ・ギブ 川島進
A5判上製カバー装
112頁
1997.11.10刊行
【注】ふらんす堂友の会の方以外の注文は 先払い となっております
カード決済・ネットバンキング決済以外のお客様は、注文確定メールに払込先が記載してありますので、そちらからお振込みください。
払込が確認でき次第順次発送いたします。書籍代と送料の他に別途振込手数料がかかります。
予約の商品などを購入される場合、在庫のあるものと一緒に購入されますと、送料一律の関係から、発送は予約商品発売後になります。
インボイス制度の適格請求書が必要な方は備考にその旨をご記載ください。