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ホーム百句シリーズ > 名人百句シリーズ中本真人著『中田みづほの百句』(なかたみづほのひゃっく)
書籍詳細

中本真人著『中田みづほの百句』(なかたみづほのひゃっく)[9784781417837]

販売価格: 1,500円(税別)
(税込: 1,650円)
[在庫あり]
数量:
◆百句シリーズに中田みづほが登場!

――ホトトギス俳人として

俳人の中田みづほは、浜口今夜との対談「句修業漫談」がよく知られるだろう。二人の対談は「まはぎ」昭和四年一二月号から始まったが、特に同五年七月号「秋櫻子と素十─ 句修業漫談のつゞき─ 」は、水原秋櫻子「「自然の真」と「文芸上の真」」の反論を招き、秋櫻子の「ホトトギス」離脱、「馬酔木」独立へと展開した。
このように書くと「秋櫻子と素十」が秋櫻子の「ホトトギス」離脱の引き金であったようにみえるし、実際そのようにもいわれてきた。しかし「秋櫻子と素十」が「まはぎ」に掲載されてから、秋櫻子が実際に行動を起こすまでには一年以上のタイムラグがあった。その間も秋櫻子は「ホトトギス」に投句しているし、東大俳句会や虚子たちとの座談会に出席している。
そもそも「秋櫻子と素十」は、どのような内容だったのだろうか。中田みづほと浜口今夜による対談「秋櫻子と素十」は、水原秋櫻子の「ホトトギス」離脱の大きな要因といわれてきた。しかし実際は、みづほも今夜も秋櫻子の俳句や作風を深く理解、高く評価しており、全く秋櫻子を否定するような立場ではなかった。
周知の通り、この「秋櫻子と素十」は「ホトトギス」昭和六年三月号に転載されて、また新たな火種を生むことになる。「ホトトギス」転載による「秋櫻子と素十」の影響については、別の機会に論じることにしたい。
(解説より)



[なかもとまさと(1981〜)「山茶花」曈々集選者、飛天集同人]
装丁:和兔
四六判変形並製カバー装
226頁
2025/10/25刊行
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