出版社ふらんす堂の句集・歌集・詩集などを扱うオンラインショップです。
■百首シリーズ■
最新刊
1700円(税抜)


『岡井隆の百首』



『与謝野晶子の百首』



『落合直文の百首』



『山崎方代の百首』



『寺山修司の百首』



『森鴎外の百首』




■現代俳句文庫■
最新刊
1200円(税抜)


『金子敦句集』




■大阪俳人シリーズ■
最新刊
1200円(税抜)


『四明句集』




ホーム句集 > 単行本坪井祭星句集『祭星句集』(さいせいくしゅう)
書籍詳細

坪井祭星句集『祭星句集』(さいせいくしゅう) [9784781416854]

販売価格: 2,800円(税別)
(税込: 3,080円)
[在庫あり]
数量:
◆最新句集

芭蕉より蕪村が好きで春の土手

ふとこぼれた本音のような一句である。「春の土手」は蕪村の「春風馬堤曲」へのオマージュだろう。朔太郎は『郷愁の詩人 与謝蕪村』の中で、蕪村のポエジーの実体は「時間の遠い彼岸に実在している、彼の魂の故郷に対する『郷愁』」であると語っている。祭星氏の作品の底に流れる抒情の源もまた〈魂の故郷への郷愁〉であるかもしれない。

跋より・皆川 燈


◆作品紹介
氷り田を月越す山の鳴りやまず
美しき十五夜ゆがむ玻璃戸越し
はたと肩打たれて葛の花なりし
雨あらき闇の底なる鳳仙花
白梅に夜明けくるものみな濡れて
芽柳の影わが影にまつはりて
春の水なり枯葦を縫ひながら
枯るる沼かぐろきままに澄めりけり
たましひの遊び呆けるけし畑
こほろぎが小さく鳴き澄む脳の襞

Amazonでの本の購入はこちらより
Amazon

ご本の紹介
(ふらんす堂「編集日記」)

[つぼいさいせい(1932〜) 「春嶺」会員]
跋:皆川燈
装丁:和兔
四六判上製クロス装
164頁
2024/09/01刊行
【注】ふらんす堂友の会の方以外の注文は 先払い となっております
カード決済・ネットバンキング決済以外のお客様は、注文確定メールに払込先が記載してありますので、そちらからお振込みください。
払込が確認でき次第順次発送いたします。書籍代と送料の他に別途振込手数料がかかります。
予約の商品などを購入される場合、在庫のあるものと一緒に購入されますと、送料一律の関係から、発送は予約商品発売後になります。
インボイス制度の適格請求書が必要な方は備考にその旨をご記載ください。