出版社ふらんす堂の句集・歌集・詩集などを扱うオンラインショップです。
■百首シリーズ■
最新刊
1700円(税抜)


『岡井隆の百首』



『与謝野晶子の百首』



『落合直文の百首』



『山崎方代の百首』



『寺山修司の百首』



『森鴎外の百首』




■現代俳句文庫■
最新刊
1200円(税抜)


『金子敦句集』




■大阪俳人シリーズ■
最新刊
1200円(税抜)


『四明句集』




ホーム句集 > 単行本小山玄紀句集『ぼうぶら』(ぼうぶら)
書籍詳細

小山玄紀句集『ぼうぶら』(ぼうぶら)[9784781415086]

販売価格: 3,000円(税別)
(税込: 3,300円)
[在庫あり]
数量:
◆第一句集

鎌倉や歌声のする穴一つ

小山玄紀第一句集『ぼうぶら』の巻頭句である。紛れもなく、無季の作品である。これは、第一句集にふんだんに無季の句を入れることを決意した著者の決意にほかならないのではないだろうか。もともとは有季定型を旨としていた著者が、それまでの来し方をほぼ捨てて(あるいは否定して)、無季の領域に堂々と踏み出したことを意味する。

(序より・櫂未知子)


小山玄紀、この若くて優秀な才能が、今後どのような道筋をたどって大成してゆくのか、私にも全く想像がつかない。彼にとって、『ぼうぶら』は壮大な寄り道になるかもしれな
いし、このままさらに斬新な冒険に突き進むのかもしれない。いずれにせよ、私の中にはいささかの心配もない。彼の才能と俳句への真摯な姿勢は、必ず大きな果実につながると信じられるからだ。

(跋より・佐藤郁良)

◆作品紹介
鎌倉や歌声のする穴一つ
セーターを裂く音幽か扇ケ谷
蒲の花鳥から埃立ちにけり
西へ顔動かしてゆく桜かな
白桃を剝いてゐるなり海の上
抽斗になぜかをさまる吾亦紅
ローマいま猫の鎖の切断あり
弓の重心雪国の子等真剣に
受験生より電話来る渚かな
濁らねば蠅帳ならず母ならず



Amazonでの本の購入はこちらより
Amazon

ご本の紹介
(ふらんす堂「編集日記」)


[こやまげんき(1997〜)「群青」]
序:櫂未知子
跋:佐藤郁良
装丁:君嶋真理子
菊判変形並製小口折りスリーブケース入り
200頁
2022/11/22刊行
【注】ふらんす堂友の会の方以外の注文は 先払い となっております
カード決済・ネットバンキング決済以外のお客様は、注文確定メールに払込先が記載してありますので、そちらからお振込みください。
払込が確認でき次第順次発送いたします。書籍代と送料の他に別途振込手数料がかかります。
予約の商品などを購入される場合、在庫のあるものと一緒に購入されますと、送料一律の関係から、発送は予約商品発売後になります。
インボイス制度の適格請求書が必要な方は備考にその旨をご記載ください。