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ホーム句集 > 単行本浮田胤子句集『らちもなき』
書籍詳細

浮田胤子句集『らちもなき』[9784894029040]

販売価格: 2,667円(税別)
(税込: 2,934円)
[【在庫切れ】]
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◆ 第二句集
 やがて六月になれば百二歳の誕辰を迎える著者浮田胤子さんである。「元旦は百の日記の初めの日」「正月の恙は百歳の厄落とし」「初め」はいい言葉だと思えるし何より構造的把握がきちんと叶えられている点が何とも快い。ちょっとした体調不良を、いわば却って厄落としですと笑ってみせられるお元気もめでたく嬉しいが、同時に並並ならぬ意志力や句としての格調の高さの感じられるのが同行として喜ばしい限りだ。(序より・辻田克己)


菊の花あまり好きではありません
見てごらん狐の皃のシクラメン
アメリカの曾孫の喃語初電話
仕事はじめ古きミシンをだましだまし
わが船場もう羽子をつく子もあらぬ
雪にスキー突きさしそこがスキー校
徒鵜匠ざぶざぶ河へ入り行く
春楽し犬と話をして居れば
白寿の春曾孫六人皆女
ノーベル賞老若二人豊の秋



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「幡」会員、「ぐろっけ」同人  (1905 〜)
定価 本体2667円+税=2800円
序文・辻田克己
装丁・君嶋真理子
四六判上製函装
216 頁 2007.03.30刊行
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