出版社ふらんす堂の句集・歌集・詩集などを扱うオンラインショップです。
■百首シリーズ■
最新刊
1700円(税抜)


『岡井隆の百首』



『与謝野晶子の百首』



『落合直文の百首』



『山崎方代の百首』



『寺山修司の百首』



『森鴎外の百首』




■現代俳句文庫■
最新刊
1200円(税抜)


『金子敦句集』




■大阪俳人シリーズ■
最新刊
1200円(税抜)


『四明句集』




ホーム句集 > 単行本成田うらら句集『水の扉』
書籍詳細

成田うらら句集『水の扉』[9784781407234]

販売価格: 2,500円(税別)
(税込: 2,750円)
[【在庫切れ】]
[立ち読みする]

◆ふらんす堂編集日記

◆第一句集
紫木蓮売れぬまま家朽ちてゆく
台風ののろのろときて人攫ふ
現実を直視して決して逃げることのない誠実な人柄――。
風船を割る象の眼の笑ひけり
土雛のでんと座りし団子鼻
日常の緊張から解放され、ほっと笑いがこぼれる時間は、何ものにもかえがたい喜びであもある。
人生山あり谷あり。だから俳句が楽しい。
(帯より:行方克巳)

◆自選十句
冬ざるる境内に樹の声もなし
水に散る光の破片十二月
水槽の河豚や人間値踏みして
綿虫につきてゆきたし浮かみたし
噴水の笑ふがごとく泣くごとく
鹿の眼のむかう向き耳こちら向き
みづすまし水の扉を開きゆく
ハンカチの正方形を疑へり
風船を割る象の眼の笑ひけり
柘榴落つ神に愛想つかされて

*

[なりたうらら(1944)「知音」同人]
序句・帯:行方克巳
序:西村和子
装丁:君嶋真里子
四六判上製カバー装
236頁
2014/11/13刊行
【注】ふらんす堂友の会の方以外の注文は 先払い となっております
カード決済・ネットバンキング決済以外のお客様は、注文確定メールに払込先が記載してありますので、そちらからお振込みください。
払込が確認でき次第順次発送いたします。書籍代と送料の他に別途振込手数料がかかります。
予約の商品などを購入される場合、在庫のあるものと一緒に購入されますと、送料一律の関係から、発送は予約商品発売後になります。
インボイス制度の適格請求書が必要な方は備考にその旨をご記載ください。