出版社ふらんす堂の句集・歌集・詩集などを扱うオンラインショップです。
■百首シリーズ■
最新刊
1700円(税抜)


『岡井隆の百首』



『与謝野晶子の百首』



『落合直文の百首』



『山崎方代の百首』



『寺山修司の百首』



『森鴎外の百首』




■現代俳句文庫■
最新刊
1200円(税抜)


『金子敦句集』




■大阪俳人シリーズ■
最新刊
1200円(税抜)


『四明句集』




ホーム句集 > 単行本中田貞子句集『花蜜柑』 (はなみかん)
書籍詳細

中田貞子句集『花蜜柑』 (はなみかん)[9784894029903]

販売価格: 2,476円(税別)
(税込: 2,724円)
[【在庫切れ】]
[立ち読みする]

◆ 第一句集
 「夫の卸せし大根の辛きこと」
 大根を手荒にすりおろすと辛いと言われている。夫に手伝ってもらった大根卸し、その辛さで大急ぎでやったことがわかった。「昨日よりやや疎となりし梅むしろ」筵の上に広げられた梅干が、昨日よりもどことなくまばらに思われた。天日に干されて水分が減ったからだ。写生の目の確かさがある。
  
(鷹羽狩行)


夫の卸せし大根の辛きこと
ひと降りに目鼻ふさがれ雪だるま
釣糸を風があやつり浦島草
ともづなを輪投げのさまに秋高し
昨日よりやや疎となりし梅むしろ
水軍の舟隠し場へ遊び船
吊鐘の中へ身を入れ煤払ひ
終便の即ち月見船となる
向う岸からも見守る秋出水
桟橋の一歩に香る花蜜柑


序句/帯・鷹羽狩行 跋文・八染藍子
装丁・君嶋真理子
四六判上製カバー装
192頁 2007.12.22刊行
【注】ふらんす堂友の会の方以外の注文は 先払い となっております
カード決済・ネットバンキング決済以外のお客様は、注文確定メールに払込先が記載してありますので、そちらからお振込みください。
払込が確認でき次第順次発送いたします。書籍代と送料の他に別途振込手数料がかかります。
予約の商品などを購入される場合、在庫のあるものと一緒に購入されますと、送料一律の関係から、発送は予約商品発売後になります。
インボイス制度の適格請求書が必要な方は備考にその旨をご記載ください。