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ホーム百句シリーズ > 名人百句シリーズ後藤比奈夫著『後藤夜半の百句』(ごとうやはんのひゃっく)
書籍詳細

後藤比奈夫著『後藤夜半の百句』(ごとうやはんのひゃっく)[9784781406459]

販売価格: 1,500円(税別)
(税込: 1,650円)
[【在庫切れ】]
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◆ふらんす堂編集日記

◆艶麗なる花鳥諷詠
俳句の心を探り表現の美しさに学ぶ。
子としての私の目から見て、博学というより博識であった。明治の大阪の町家では、暮らしの中で、自然とそのくらいの知識が身につくのかも知れぬが、その知識の豊富さは恐しいほどであった。父は常に「俳句は常住坐臥のうちにある」と教えたが、これは背景に大きな蓄積があって、はじめて言えることであろう。
夜半はよく「物の姿と物の命」ということを言った。物の姿を描くことによって、物の命にふれるのが「写生」であると主張した。夜半の老境艶冶の句は、総てここから出発していると思ってよい。そして最晩年の「物の姿」に己が姿を写し、「物の心」を借りて己が心を叙べる、いわゆる夜半境涯の句もまた、ここを原点として成ったものである。
昭和五十一年八月二十九日没。八十一歳。夜半のことを「名利を求めず、終生人のなさけの機微をうたい、自然への参入に心を澄ました俳壇の聖者」と云った人があった。言い得て妙であろう。


*

[ごとうひなお(1917〜)「諷詠」名誉主宰]
後藤夜半小論:後藤比奈夫
初句索引付
装丁:和兎
四六判変形並製カバー装
228頁
2014.02.10刊行
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