出版社ふらんす堂の句集・歌集・詩集などを扱うオンラインショップです。
■百首シリーズ■
最新刊
1700円(税抜)


『岡井隆の百首』



『与謝野晶子の百首』



『落合直文の百首』



『山崎方代の百首』



『寺山修司の百首』



『森鴎外の百首』




■現代俳句文庫■
最新刊
1200円(税抜)


『金子敦句集』




■大阪俳人シリーズ■
最新刊
1200円(税抜)


『四明句集』




ホーム句集 > 単行本三上悠紀夫句集『越前』(えちぜん)
書籍詳細

三上悠紀夫句集『越前』(えちぜん)[9784781405216]

販売価格: 2,476円(税別)
(税込: 2,724円)
[在庫数 在庫わずか]
数量:
◆風土に根を下ろす

白山をはるかにしだれ桜かな
しだれ桜越しに残雪の霊山を望んだ。遠近法が見事。

糶る声の徐々に高まりずわい蟹
糶市の高まる熱気とそれを取り囲む寒気まで感じられる。

寒禽のひとさわぎして又騒ぐ
鳥たちの餌の奪い合いが、ひと騒ぎではおさまらない冬。ほかにも<ひでり田の窪みになにか生きてゐる>など、風土に根を下ろした人間味にあふれる一巻である

(帯より:鷹羽狩行)


◆岬雪夫抽出
白山をはるかにしだれ桜かな
いちはやく梢を張つて春岬
朝倉の末裔なるか春田打つ
家々に灯り点けよと青葉木菟
青苔に青苔かさね永平寺
鉄鍋に炎立たせて夏料理
越前や時雨とともにひと日暮れ
糶る声の徐々に高まりずわい蟹
冬の雷息ひとつして母逝けり
母の忌や母のもんぺを妻がはき



[みかみゆきお(1940〜)「狩」同人]
序句・帯:鷹羽狩行
跋:岬雪夫
装丁:君嶋真理子
四六判上製カバー装
184頁
2012.11.11刊行
【注】ふらんす堂友の会の方以外の注文は 先払い となっております
カード決済・ネットバンキング決済以外のお客様は、注文確定メールに払込先が記載してありますので、そちらからお振込みください。
払込が確認でき次第順次発送いたします。書籍代と送料の他に別途振込手数料がかかります。
予約の商品などを購入される場合、在庫のあるものと一緒に購入されますと、送料一律の関係から、発送は予約商品発売後になります。
インボイス制度の適格請求書が必要な方は備考にその旨をご記載ください。