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ホーム句集 > 単行本成田清子句集『水の声』(みずのこえ)
書籍詳細

成田清子句集『水の声』(みずのこえ)[9784781404929]

販売価格: 2,476円(税別)
(税込: 2,724円)
[【在庫切れ】]
◆第三句集
しづかにも花屑の上風ありぬ
もの静かな女性が、微風のような句を作り続ける。この井アデンティティが、著者の奇を衒わぬ静謐な結界を示しつつ、揺ぎのない感性の結集が昇華されている。
(帯より:鈴木鷹夫)

◆自選十二句より
水の影水底にあり椿落つ
正装で乗りたきものに花筏
衣更へてすぐ昼火事に遇ひにけり
髪洗ふサザンクロスに近くゐて
あをあをと水が育ちぬ螢の夜
祇王寺に二十歳のわれを探す秋
うたた寝の夫へ小鳥の来てをりぬ
鞦韆や腹立つ時は立つて漕ぐ
冬菊や終の別れは手を振らず
埋火は父の温さや夜の雨

*

[なりたきよこ(1936〜)「門」同人]
帯:鈴木鷹夫
栞:鳥居真里子
装丁:和兎
四六判製カバー装
168頁
2012.07.30刊行
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