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ホーム | 歌集 > 単行本 | 【電子書籍あり】山田航歌集『さよならバグ・チルドレン』(さよならばぐちるどれん)
書籍詳細

【電子書籍あり】山田航歌集『さよならバグ・チルドレン』(さよならばぐちるどれん)[9784781404035]

販売価格: 2,200円(税別)
(税込: 2,420円)
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◆第一歌集
風に夜に都市に光に怯えてる僕の背中を登りゆく蟻
「風」「夜」「都市」「光」、つまり「僕」は自然と人工からなる世界の全てに「怯えてる」ことになる。だが、その「背中」の絶壁を登りゆく小さな「蟻」は、怖れという機能をもたない勇気の塊なのだ。
(帯より:穂村弘)


◆自選十首より
うろこ雲いろづくまでを見届けて私服の君を改札で待つ
麦揺れて風はからだをもたざれど鳥類であることをみとめる
掌のうへに熟れざる林檎投げ上げてまた掌にもどす木漏れ日のなか
放課後の窓の茜の中にゐてとろいめらいとまどろむきみは
りすんみい 齧りついたきりそのままの青林檎まだきらきらの歯型
さみしいときみは言はない誰のことも揺れるあざみとしか見てゐない
鉄道で自殺するにも改札を通る切符の代金は要る
たぶん親の収入超せない僕たちがペットボトルを補充してゆく
放たれし鳥たちよわが手を離れ一点のあるがごとき静夜へ
送電線の向うの雲がちぎれたら適度な距離ではじめよう、また

*
[やまだわたる(1983〜)「かばん」所属]
帯・解説:穂村弘
装丁:君嶋真理子
四六判並製カバー装
134頁
2012.08.17刊行
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