出版社ふらんす堂の句集・歌集・詩集などを扱うオンラインショップです。
■百首シリーズ■
最新刊
1700円(税抜)


『岡井隆の百首』



『与謝野晶子の百首』



『落合直文の百首』



『山崎方代の百首』



『寺山修司の百首』



『森鴎外の百首』




■現代俳句文庫■
最新刊
1200円(税抜)


『金子敦句集』




■大阪俳人シリーズ■
最新刊
1200円(税抜)


『四明句集』




ホーム句集 > 単行本石橋万寿句集『飛天の笛』(ひてんのふえ
書籍詳細

石橋万寿句集『飛天の笛』(ひてんのふえ[9784781403915]

販売価格: 2,476円(税別)
(税込: 2,724円)
[在庫数 在庫わずか]
数量:
◆西洋的な抒情性
身を反らしつつ白鳥の相寄りぬ
相手に自分を大きく、美しく見せるための、白鳥のディスプレーである。
ひと雨に樹の匂ひして夏館
雨でよみがえった庭木の匂いが、洋館の涼やかなたたずまいを一層際立てる。
種蒔けば土が花の名問ふごとし
種を蒔くと、土から何の花かとたずねらたような気がした。メルヘンの世界。
巻末の優れた海外吟も本句集の特色であるが、右三句にも西洋的な抒情がある。
(帯より:鷹羽狩行)



◆鷹羽狩行抽出
身を反らしつつ白鳥の相寄りぬ
新涼や拭きかさねゆく皿の音
一寸にして貫禄の福寿草
ひと雨に樹の匂ひして夏館
茶柱もうすみどりなる新茶かな
花筏水の絵巻のはじまりし
種蒔けば土が花の名問ふごとし
駆けてゆく子らよ花野の花となれ
白夜こそよけれ古城も尖塔も
かりがねの声を飛天の笛かとも

*

[いしばしまんじゅ(1936〜)「狩」同人]
序句/鑑賞七句/帯:鷹羽狩行
装丁:君嶋真理子
四六判上製カバー装
214頁
2011.10.23刊行
【注】ふらんす堂友の会の方以外の注文は 先払い となっております
カード決済・ネットバンキング決済以外のお客様は、注文確定メールに払込先が記載してありますので、そちらからお振込みください。
払込が確認でき次第順次発送いたします。書籍代と送料の他に別途振込手数料がかかります。
予約の商品などを購入される場合、在庫のあるものと一緒に購入されますと、送料一律の関係から、発送は予約商品発売後になります。
インボイス制度の適格請求書が必要な方は備考にその旨をご記載ください。