出版社ふらんす堂の句集・歌集・詩集などを扱うオンラインショップです。
■百首シリーズ■
最新刊
1700円(税抜)


『岡井隆の百首』



『与謝野晶子の百首』



『落合直文の百首』



『山崎方代の百首』



『寺山修司の百首』



『森鴎外の百首』




■現代俳句文庫■
最新刊
1200円(税抜)


『金子敦句集』




■大阪俳人シリーズ■
最新刊
1200円(税抜)


『四明句集』




ホーム句集 > 私家版壬生貞子句集『あかねさす』(あかねさす)
書籍詳細

壬生貞子句集『あかねさす』(あかねさす)[私家版]

販売価格はお問い合わせください。
[【在庫切れ】]
◆第一句集
石仏の御手に触れゐてあたたかし
石仏は野仏の類であろうか。磨耗して御手の指先も定かでないのかもしれない。ほのかに膨らみのあるところが御手と思い、そこに己が手を触れた。その時、季語の「あたたかし」に作者の心が触れたのである。春の光のあたたかさだけではなく、石仏のやさしい加護を感受したからであるにちがいない。
(序より・上田日差子)

◆自選十句より
気づかずにゐて柊の花の時
浜木綿の足裏に砂のせめぎ合ふ
谷うつぎ水にも出会ひありにけり
椿落つ峡の四辻の寄せ仏
樽ダンスてふ抱き合うて天草踏む
石仏の御手に触れゐてあたたかし
山を揉む風を聴きゐる雨月かな
外流しに束子の乾く冬隣
風音の夕べ静もるさくら餅
綿入や傍に母ゐるやうな

*

[みぶ・さだこ(1932〜)ランブル同人]
序:上田日差子
装丁:奥川はるみ
四六判上製カバー装
228頁
2009.07.05刊行
【注】ふらんす堂友の会の方以外の注文は 先払い となっております
カード決済・ネットバンキング決済以外のお客様は、注文確定メールに払込先が記載してありますので、そちらからお振込みください。
払込が確認でき次第順次発送いたします。書籍代と送料の他に別途振込手数料がかかります。
予約の商品などを購入される場合、在庫のあるものと一緒に購入されますと、送料一律の関係から、発送は予約商品発売後になります。
インボイス制度の適格請求書が必要な方は備考にその旨をご記載ください。