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ホーム句集 > 単行本友田しげを句集『大暑』
書籍詳細

友田しげを句集『大暑』[9784894024985]

販売価格: 2,400円(税別)
(税込: 2,640円)
[【在庫切れ】]
明澄でワイドな視点と、微に入り細の求心の眼で、四季折々の実相、日常を、自由に、骨太に詠いあげる。昭和61年から平成13年までの320句を収録。

◆ 求心の眼 著者第一句集
<葉がくれの蓮の蕾も立ちあがる>
「立ちあがる」が時節到来とばかり自己主張してやまぬ人間をも彷彿させる。
<黙祷の間も首を振り扇風機>
われ関せず焉と無関心をよそおう扇風機が、かえって人々の悲しみの深さを表現。
<枯れざまの懸命なりし枯芭蕉>
枯れ芭蕉のありようを活写して余すところがない。
『大暑』一巻を貫く特色は骨太な詠いぶりにあるといえよう。
鷹羽狩行(帯文より)


     新涼や鯉の背鰭の風に触れ
     父の忌と母の忌の間の大暑かな
     太陽を足先へ呼び日向ぼこ
     落鮎やいたはるやうに日の渡り
     ががんぼの脚ふんばつて憤る

序句/鑑賞句/帯文・鷹羽狩行 跋文・彦根伊波穂
装丁・君島真理子 四六判上製カバー装 196頁

●著者略歴
本名は信治。昭和8年6月22日生まれ。熊本県出身。昭和62年「狩」入会。平成4年11月NHK学園全国俳句大会大会賞受賞。平成5年3月同上優秀により文部大臣奨励賞受賞。平成5年2月毎日俳壇賞受賞。平成9年狩同人。平成12年俳人協会会員
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