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ホーム句集 > 単行本後藤立夫遺句集『祇園囃子』(ぎおんはやし)
書籍詳細

後藤立夫遺句集『祇園囃子』(ぎおんはやし)[9784781409474]

販売価格: 2,800円(税別)
(税込: 3,080円)
[【在庫切れ】]
◆遺句集
祭りが好きだった父は、平成二十八年六月二十六日

ころはよし祇園囃子に誘はれて  立夫

という辞世の句を残し「もうすぐ死ぬから」と言って天国へ旅立って行きました。諷詠現役主宰のまま、沢山の人から惜しまれながらの旅立ちでした。父として師として心から尊敬しております
(諷詠主宰・和田華凜)

◆和田華凜抄出
日向ぼこして自画像のやうになる
黄の記憶また新しくミモザ咲き
まなむすめとはすゑむすめ底紅忌
はや姿整ひをりし朝の鶴
顔見世のはねて夜だけ残りたる
蛍の後姿となりて消ゆ
鳥雲に近江八景置き去りに
花下を行く花嫁舟は上り舟
かまくらにありたる隣近所かな
蟻といふ元気なものを見てゐたる



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ご本の紹介
(ふらんす堂「編集日記」)



*

[ごとうたつお(1943〜2015)]
序句:後藤比奈夫
あとがきに代えて:和田華凜
装丁:君嶋真理子
四六判上製カバー装
246頁
2017/5/10刊行
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