出版社ふらんす堂の句集・歌集・詩集などを扱うオンラインショップです。
■百首シリーズ■
最新刊
1700円(税抜)


『岡井隆の百首』



『与謝野晶子の百首』



『落合直文の百首』



『山崎方代の百首』



『寺山修司の百首』



『森鴎外の百首』




■現代俳句文庫■
最新刊
1200円(税抜)


『金子敦句集』




■大阪俳人シリーズ■
最新刊
1200円(税抜)


『四明句集』




ホーム句集 > 単行本三代寿美代句集『縁』(えにし)
書籍詳細

三代寿美代句集『縁』(えにし)[9784781408538]

販売価格: 2,300円(税別)
(税込: 2,530円)
[【在庫切れ】]
◆第一句集
湯ざめする女の身にもなつてみよ

この啖呵の小気味よさ。銭湯の前で長湯の男を待つ女。あるいは湯宿に敷かれた蒲団の傍らで男を待つ女。そうした女の姿に仮託して、「女の身にもなつてみよ」の啖呵はこの世のすべての男どもに向けて切られるのだ。「女の身にもなつてみよ」、思えばこれがこの句集全体の放射するテーマなのである。
女のいじらしさ、男のたよりなさ、この世の理不尽を一身に負って、三代さんはこれからも俳句とともに突き進むのだ。
(序より・小川軽舟)

◆小川軽舟選
香水瓶並べし程に気まぐれも
東京は闇に飢ゑたり金魚玉
百合手向け事もあらうに嫉妬心
狐火や陶器のやうな女の背
蝌蚪に足もはや私の手に負へぬ
風船のちやほやされて割れにけり
柊の花やいつから泣いてゐた
凍蝶や何も映さぬ男の目
蠛蠓に試されてゐる突き進む

*

[みしろすみよ(1959〜)「鷹」同人]
序・小川軽舟
装丁:和兎
四六判ソフトカバー製小口折表紙
204頁
2016/7/27刊行
【注】ふらんす堂友の会の方以外の注文は 先払い となっております
カード決済・ネットバンキング決済以外のお客様は、注文確定メールに払込先が記載してありますので、そちらからお振込みください。
払込が確認でき次第順次発送いたします。書籍代と送料の他に別途振込手数料がかかります。
予約の商品などを購入される場合、在庫のあるものと一緒に購入されますと、送料一律の関係から、発送は予約商品発売後になります。
インボイス制度の適格請求書が必要な方は備考にその旨をご記載ください。