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ホーム句集 > 単行本中本真人句集『庭燎』(にわび)
書籍詳細

中本真人句集『庭燎』(にわび)[9784781403700]

販売価格: 2,190円(税別)
(税込: 2,409円)
[【在庫切れ】]
関悦史さんのブログ「閑中俳句日記l日記にて書評が掲載されています!


◆第一句集
島に着く物資に燕舞ひにけり
取り合わせというよりは、一物仕立ての句なのだが、どの句にも、背景に人の姿、生活が見えて来る。そして、そこに、季題の別の一面が描き出されていて、一句を新しいものにしている。こういう広がりの出し方が、真人くんの行き方の一つであろうかと思う。
(序より:三村純也)

◆自選十句
紀ノ川を上つて来たる初燕
夜桜を見回りの灯のよぎりけり
礎に一歩をかけて墓洗ふ
受験子のペン先宙に何か書く
なまはげの指の結婚指輪かな
払ひたる手の甲に蠅当りけり
御神楽の庭燎の太き薪かな
御旅所にどつかり座り何もせず
博士課程出でて職なき朝寝かな
回送のバス涼しげに走り去る

*

[なかもとまさと(1981〜)「山茶花」同人]
序:三村純也
装丁:和兎
四六判並製カバー装
208頁
2011.08.10刊
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