書籍詳細

片山由美子著『色の一句』(いろのいっく) [9784781400709]

販売価格: 1,714円(税別)

(税込: 1,885円)

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365日入門シリーズ最新刊、この秋、ついに登場! 色とりどりの輝きを発する美しいアンソロジー 色という視点から作品を見渡したことで、必ずしもそれぞれの俳人の代表作として知られたものではない句に新たな魅力を発見できたのは嬉しいことでした。その結果、三六五句が色とりどりの輝きを発する、美しいアンソロジーができあがったと思っています。(あとがきより)色をテーマ宇に俳句を一日一句というかたちで365句選び、鑑賞したもの。著者・片山由美子の鑑賞をとおして作品にひそむ色が鮮やかに輝きだす。巻末に季語索引、俳句に使われる色の表現、俳句作者索引を収録し、俳句初心者のための手引き書としても活用できる一冊。
九月十二日
水澄みて金閣の金さしにけり      阿波野青畝
秋は水の美しい季節である。透明度を増した川、あるいは鏡のように周囲の景色を映す湖など、それぞれに美しさを湛えているが、これは金閣寺が映っている池の水である。ただし「映る」のではなく、「さし」といったところに注目する。写生の重要性を説いた作者だが、俳句の写生とはものを見るだけでなく、言葉の発見に支えられていることを示している。 (『国原』)季語=水澄む(秋)
 236ページ四六判変形ソフトカバー装定価1800円(本体1714円+税)

著者

画像: 片山由美子著『色の一句』(いろのいっく)
【著者略歴】
片山由美子
1952年千葉県生まれ。1979年、鷹羽狩行に師事し作句を始める。翌年「狩」入会。1990年に第5回俳句研究賞受賞。句集『水精』『天弓』『風待月』ほか。評論集『現代俳句との対話』(俳人協会評論新人賞受賞)『定本 現代俳句女流百人』『俳句を読むということ』(俳人協会評賞受賞)、対談集『俳句の生まれる場所』、エッセイ集『鳥のように 風のように』などがある。「狩」同人。(社)俳人協会理事。(社)日本文藝協会会員。青山学院女子短大国文科非常勤講師。
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