◆2020年俳句日記
11月12日(木)
白息の溶けあひ男女かな
茶の花は不満の捌け口として咲くそうな。
◆一年間、心地よい緊張感の中で日々文章を綴り、俳句を詠ませていただいた
年明け早々から「コロナウイルス」の噂が聞こえはじめ、二月には社会的にさまざまの影響が出始めた。(略)そんな中だから、「日記」の内容も勢い不活発になりがちで、過去の出来事の回想に耽ることが少なくなく、さぞお目だるいことであったと思う。しかし一方、なかなか出会えない俳句仲間を念頭に置きながら、昔話を楽しむという側面もあり、筆者は毎日が楽しかった。
(あとがき)
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[もといえい(1945〜)「夏潮」主宰]
装丁:和兔
四六判変形上製クロス装
388頁
2021/10/20刊行