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◆作品集成II
『銀化』『歴草』『中原道夫俳句日記』の既刊3句集・1159句を完全収録(初句索引・季語別索引付)
◆目次
帶
平成八年(1996年)
平成九年(1997年)
あとがき
◆収録作品より
音もまた冰り散らかる汀かな
海鼠腸に一念の切れなかりけり
正面のみや梟の貌なるは
汁の椀はなさずおほき嚏なる
反り合はぬことのはじめを莖の石
蓑蟲やこの年なべて留守がちに
忘年の適へば氷見の濤を見に
氣短かは荷紐に當たり年の暮
撞木いまやにはに退り年の鐘
晴々と崩して来たる初島田
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[なかはらみちお(1951〜)「銀化」主宰]
帶:中村苑子
装丁:山崎登
四六判上製カバー装
358頁
2003.10.10刊行