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◆作品集成I
『蕩児』『顱頂』『アルデンテ』既刊三句集を完全収録(初句索引・季語別索引付)
21世紀の俳諧へ向けて―道夫ワールドの展開
◆目次
序
風評
蕩児
一対
銀化
素泊
偈書
跋
あとがき
◆収録作品より
白魚のさかなたること略しけり
春しぐれ青菜を締める藁にほふ
縁側欲し春愁の足垂らすべく
菜を一把兎にやりて卒業す
綿飴をひとくち貰ふ花疲
春愁の人埠頭の先にもうひとり
身のまはり名前づくめに入園す
風評の届かぬところ田螺肥ゆ
やどかりが逃げて祭の佳境なり
草冠忘れて咲きぬ水中花
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[なかはらみちお(1951〜)「銀化」主宰]
序:能村登四郎
跋:林翔
装丁:山崎登
四六判上製カバー装
330頁
1999.08.21刊行