[立ち読みする]
◆必読入門書
俳句はこうして生まれる。
欲しかった一冊。
待望の高橋睦郎の自句自解が登場!
●次回配本:大木あまり
◆001より
李咲く山家の真昼はねつるべ
北九州門司での私の中学時代(一九四九─五二)は投稿時代。毎日中学生新聞西部版の俳句・短歌・詩・作文のすべての欄にせっせと投稿した。定型詩・自由詩・散文の併作試行はこの時代に始まる。掲句は最初の入賞句。中学生らしからぬませた作りようだが、事実は三好達治の詩集で「桔槹」という言葉に感じてのブッキッシュな句。李の花も実物を知っていたかは怪しい限り。虚子編『季寄せ』を退屈しながら読んでいた。
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[たかはしむつお(1937〜)]
装丁:和兎
四六判変形並製カバー装
220頁
2011.12.25刊行