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◆必読入門書の第三段!俳句界を牽引する俳人、岸本尚毅が遂に登場!
俳句はこうして生まれる。
欲しかった一冊。
初句索引に加え、「私のこだわり」を書きおろしています。
入門書としては必須アイテムのシリーズです。
次回配本:大峯あきら
◆001
なきがらの四方刈田となつてゐし
なきがらは室内にある。なきがらが置かれた建物は周囲が刈田となっている。
この句が生まれたきっかけは、女優の夏目雅子の訃報であった。夏目雅子はNHK大河ドラマの『黄金の日々』に豪商の娘の役で出演した。夏目雅子演じるモニカという娘は、根津甚八演じる石川五右衛門にかどわかされ、悲惨な運命をたどった。 身近な人が亡くなったときは、こういうふうには詠めないだろう。 (『鶏頭』昭和六十一年刊)
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[きしもとなおき(1961〜)「天為」「屋根」同人]
新書版カバー装
装丁:和兎
220頁
2010.07.01刊行