第42回蛇笏賞受賞!第23回詩歌文学館賞受賞![立ち読みする][鷹羽狩行『十五峯』抄(「ふらんす堂通信」118 、2008年10月25日発行)](「詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)」より) [鷹羽狩行「星祭」](「詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)」より)
◆ 第十五句集昭和二十一年に句作をはじめてから六十年になる。「十五峯」と名づけてみると、既刊句集が一つ一つ山のようにも見えて、六十年歩みつづけた峰々を振り返るよい機会になると思えてきた。(著者)平成十六年から同十八年までの四三七句を収録。年迎ふ山河それぞれ位置に就き海へやや曲りて聳え鷹柱初夢をさしさはりなきところまで初鶏の火の声あげて闇の中蝶生まれ翅をひらきぬ西東たかんなの短剣反りに出でしかな秋風や寄れば柱もわれに寄り返り花たれのひそみにならひしやひとひとりいれ歩きだす春日傘紋といふ花を咲かせて水の秋
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[たかはしゅぎょう(1930〜)「狩」創刊 主宰]
装丁・君嶋真理子
四六判上製カバー装
236頁
2007.07.07刊行