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昭和21年から平成17年までに発表した約17000句の中から、制作場所があきらかな作品を都道府県別に分類して編集。それぞれの土地の気候・風土・生活習慣などにふれて詠んだ2939句を収録する。
一、本書は、昭和二十一年秋から平成十七年秋までに発表した全作品、約一万七千句の中から、制作場所があきらかな作品を都道府県別に分類、編集したものである。句集未収録の作品も加え、海外詠は除いた。一、見出し項目は、地名、地域名をはじめ、名所・旧跡および行事など、いわゆる「俳枕」と呼ばれるもので、『地名別俳句歳時記』(中央公論社刊)を参考にした。正規の名称のほか、一般に知られている通称も用いた。一、本書の収録句数は二九三七句である。 (凡例より)
昭和二十年秋に句作をはじめてから、今秋で六十年になる。よい区切りなので本句集を編んだ。 季語別に整理したものに『季語別鷹羽狩行句集』(ふらんす堂)がある。これをタテ糸とするならば、ヨコ糸にあたるのがこの『地名別鷹羽狩行句集』である。 かえりみて、四十七都道府県を訪れて、それぞれの土地・気候・風土・生活慣習などにふれられたことを、この上なく幸せに思う。日常吟も、これらの体験が土台になっているからである。 (あとがき)
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装丁・伊藤鑛治 A6判並製 228頁