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第10回雪梁舎俳句大賞受賞!
◆ 第一句集
序・池田澄子
俳句甲子園で最優秀賞を得た、いわば記念碑的な「夕立の一粒源氏物語」を、文香はこの第一句集を編む時点で捨てた。見事な根性である。そして確かに句集の作はその句を超えている。この健気を以て更に、俳句形式を悦ばせる俳人になっていくだろう。大変なライバルの出現である。
言葉そのものへの興味、言葉をつかうことへの興味は、
俳句という形式の中で増幅する。
語の持つ音や文字の形のおもしろさ、
言葉の負う背景、言葉同士のふれあいに気づき、感じる。
私は俳句を選んだ。
つかう言葉のひとつひとつを思い遣ることができる。
(あとがき)
*
[さとうあやか(1985〜)]
序:池田澄子
装丁:君嶋真理子
四六判並製ソフトカバー
128頁
2008.06.03刊行