書籍詳細

奈津光平詩集『魂の揺籃』(ゆりかご) [9784894024608]

販売価格: 1,800円(税別)

(税込: 1,980円)

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書籍詳細

◆ 著者第一詩集
生命消失のその瞬時まで、愛と死の狭間で揺れまどう魂の絶叫に困惑する人間とは何と哀しくて切ない存在なのだろう。
魂の揺籃にゆられ安らかな寝息をたてるその刹那こそ、満面の笑みに溢れる至福の時間……。
著者(帯文より)

<目次>
慟哭/いまわのとき/魂の揺籃/暗黙の了解/無垢の不可思議/楽しいひととき/過去との連綿/愛の融合/感動の本質/最後の御褒美/愛の誓い/好きな人の気配/呪縛/意識の快感/生命の雫のまぎれもない放散/象徴としての中途半端/涙の破片/風のなかの憂さ晴らし/太古の命脈/摩滅する克己/白けた虚偽/無自覚な風音/感性の骸/観念の羞恥心/憎しみは止まらない/まやかしの忘却/吐息の拡散


ところで
魂の叫びは あなたの元に届きましたか?

不知でしたら 連絡票をポストにいれてありますので
都合のよい日を電話して下さい
なお 時間が経ちますと
魂の叫び声が次第に消えていきますので
場合によったら「叫び」は聴こえず
「魂」だけが残ることもあります

        作品「象徴としての中途半端」より

装丁・君嶋真理子 四六判変型並製 78頁

●著者略歴
1950年大分生まれ。大阪市立大学法学部卒業
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