書籍詳細

山崎祐子著『細見綾子の百句』(ほそみあやこのひゃっく) [9784781415406]

販売価格: 1,500円(税別)

(税込: 1,650円)

[在庫あり]

書籍詳細

◆百句シリーズ
大好評のシリーズに細見綾子が登場!
名句が気軽によめる

◆丹波人の矜持
 綾子は、丹波に帰省するとまず墓参りをし、近所の人たちも綾子の家族を喜んで迎えた。墓参りの道すがら、同行の欣一が「ただいま帰りました」とにこやかに挨拶したと近所の方が伝えている。妹の千鶴子は母親に似て料理も機織りもよくした。綾子の家は、夏になれば障子を葦戸に替え、いつ帰ってもいいように管理されていた。正月や節供が近づけば餅を搗いて武蔵野の家へ送り、蕗の薹が出れば段ボール箱に詰めて送った。綾子の武蔵野での暮らしが丹波とともにあったのは、千鶴子や近所の人たちの支えがあったからであろう。
 丹波から運んだ木の家で、母の手織りを纏い、丹波人と繋がりながら丹波とともに過ごした一生であった。
(解説より)

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[やまざきゆうこ(1956〜)「りいの」「絵空」同人同人]
装丁:和兔
四六判変形並製カバー装
222頁
2023/02/20刊行
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