◆必読入門書
既刊句集より自選ベスト100句に解説をつけた入門書。
代表句が網羅され、それがどのように生まれたか知ることができる魅力的な一書。
◆収録作品より
梟や戦中の夜のよみがへる
戦中の夜は、東京といえども暗い沈んだ街になっていた。
この句は、まだ大空襲を受ける前の夜だが、やはり戦争・飢などによる暗い暗い夜であった。たしかに梟の声を戦中に聞いている。子供心にも「先」の見えぬ夜であった。
(『地平』平成27年)
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(ふらんす堂「編集日記」)
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[おおまきひろし(1931〜)「港」主宰]
装丁:和兎
四六判変形並製カバー装
2017/10/23刊行
218頁