◆365日短歌入門シリーズ2
短歌によって詠われた「家族」365日!
家族に未来はあるか?「家族」の試練と行方。
時代を写しながら実に豊に家族は歌われてきた。
様々なドラマがあった。
明治、大正、昭和、平成と家族は揺れ動いてきた。
明日の家族はどうなるだろう。
(あとがき)
家族の歌は、万葉集に遡ることができる。が、家族が盛んに歌われるようなったのは近代以降である。まだ日が浅いのだ。それは、短歌が「自我の詩」となったことと関係がある。私を歌う。そとき家族は最も近い存在なのである。歌人は家族を歌うことで生の深みに辿り着いた。(著者)
*
[かとうじろう(1959〜)「未来短歌会」所属]
短歌作者一覧付
装丁:君嶋真理子
四六判変形並製カバー装
232頁
2015/08/01刊行