[立ち読みする]
◆俳句のある風景
タイトルの「日吉閑話」の「日吉」は、住み慣れた横浜の地名である。日吉丸の古跡があるからとも言われ、多摩丘陵台地の延長線上の高台となっている。東へ下りると慶応大学の野球場・サッカー場・ラグビー場などがあり、夜は二階から「みなとみらい21」の明かりが見える。ここに住んで四十四年になる。
第三の故郷の丘の桐の花
(あとがきよりより:鷹羽狩行)
◆著者略歴
鷹羽狩行(たかは・しゅぎょう)
昭和5年10月5日、山形県生まれ。山口誓子・秋元不死男に師事。同53年「狩」創刊、主宰。毎日俳壇・NHK全国俳句大会などの俳句選者。公益社団法人俳人協会会長、公益社団法人日本文藝家協会常務理事、日本現代詩歌文学館振興会常任理事、国際俳句交流協会顧問。句集『誕生』(俳人協会賞)・『平遠』(芸術選奨文部大臣新人賞)・『十三星』『翼灯集』(毎日芸術賞)・『十五峯』(蛇笏賞・詩歌文学館賞)のほか、評論集、随筆集、入門書など著書多数。
◆近刊
『鷹羽狩行俳句集成』
*
[たかはしゅぎょう(1930〜)「狩」主宰]
カバー写真:深澤慎平
装丁:和兎
四六判上製カバー装
266頁
2013.05.25刊行