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宇品より門司に航する船中夏目漱石氏に初めて会し互ひにその奇遇に驚きて
名乗りたる小さき春の夜舟哉 漱石
夜の桜の噂とぞなる 露石
水落露石は、子規が提唱した新俳句運動に馳せ参じた最も古い一人であつた。(高濱虚子の本句集の序)
●大阪の俳句―明治編(全10巻、別巻1)
1 妻木抄 / 松瀬青々句集
2 草紅葉抄 / 芦田秋窓句集
3 相島虚吼句集 / 虚吼(きょこう)句集
4 水落露石句集 / 露石句集
5 永田青嵐句集 / 永田青嵐
6 ツワ蕗 / 武定巨口
7 四明句集 / 中川四明
8 雁来紅 / 野田別天楼
9 深山柴 / 安藤栃面坊
10 月斗翁句集 / 青木月斗
別巻 明治大阪俳壇史(子規、亀田小蛄ほか)
毎月発行
編集・大阪俳句史研究会