幼子の手にもこねさせ盆団子
東雲を割つて出でたる初日かな
夏帯の舞子佇む句碑なりし
江戸風に弓矢を持ちて案山子立つ
武蔵野の花の盛りを庵開き
平成2年~14年までの作品を収めた句集。
●著者略歴
大正11年8月8日満州生れ。昭和14年関東州旅順高等女学校卒業。昭和16年満州奉天浪速高等女学校専攻科卒業。在満国民学校勤務。昭和21年滋賀県町立小学校勤務。昭和28年山梨県源立寺へ。昭和43年兵庫県明石市大聖寺へ。平成2年KCC明舞俳句入門教室へ入る。「諷詠」入門。平成8年東京都武蔵野市へ転居。東京諷詠会に入会。平成14年諷詠同人。俳人協会会員
