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散りしぶる白木蓮は魯迅の木
見る仕事の鞄重きかな
西国へゆく傘開く枯芙蓉
花冷に焚いて暖炉のひびきかな
雲雀笛吹けど野面は事もなし

平成9年から17年春までの句の中から、288句をほぼ年代順に収めた句集。

●著者略歴
満田 春日
昭和30年川崎市生まれ。昭和58年「海」入会。平成2年第7回海賞受賞。同人となる。平成8年句集『瞬』刊行。平成14年「ゆう」入会。平成15年「海」退会。平成16年第5回ゆう俳句賞受賞。俳人協会会員