書籍詳細

加藤恵子句集『駅』 [9784894024397]

販売価格: 2,500円(税別)

(税込: 2,750円)

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「大寒の客なき電車折り返す」 駅よりはじまり駅で終る列車の旅。それぞれの旅先での思い出を駅に託す。駅は心のよりどころ、という著者の第1句集。

◆ 著者第一句集
惠子さんは、列車の旅の駅に愛着を持ち、『駅』と題して第一句集をまとめられた。駅は、作者の心に湛えられた詩情の源泉であろう。深見けん二(序文より)

     黒南風や波の高さに五能線
     旅の荷をあづけし石のあたたかし
     鈴虫のいよいよ翅を広げけり
     牡丹焚く今年も蝶の現れて
     蝌蚪掬ふ子の眼となつて来し父と
     衣川注ぐ北上川雁の棹
     初鴨の闇夜に声を荒立てて

序文・深見けん二 装丁・君嶋真理子
扉:題字・小山田信子 スケッチ画・高橋タイ子
四六判フランス装 183頁

●著者略歴
昭和19年4月25日青森県十和田市に生れる。昭和50年「夏草」入会。平成3年「花鳥来」「天為」入会。平成12年俳人協会会員
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