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◆ 第三句集
序詩 飯島耕一 「トルファンへの旅」
帯 五木寛之
秋山巳之流さんの世界に触れて、音もなく散り続ける花が心に浮かんだ。平成十三年から十九年までの間に、秋山さんの句はダイナミックに変化していく。散りゆく命への静かなレクイエムが、ここにある。
帯 大鷹不二雄
その生涯を通して秋山巳之流氏は、誰もがまだ見たこともない満開の花を咲かせた。その花のもとに、氏が耕した野が広がり、大きな河がとうとうと流れる。比類なき反骨精神で、一叟の小舟を漕ぎだして俳句の未来を切り拓き、みずからも俳諧の王道を歩み、大完成した、秋山巳之流氏、畢竟の俳句集!