書籍詳細

冨田竹子『少年』(しょうねん) [9784894024012]

販売価格: 2,000円(税別)

(税込: 2,200円)

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◆ 朝俊英句集シリーズ 第二回配本!
<五月とは例へばシャツの貝ぼたん>
 この句の中に、私は竹子さんの再起を信じた。急ぐことはない、ゆっくりと、しっかりと立上って頂きたい。幸い、優しく良きご夫君に恵まれ、温かなご家庭がある。このたびの句集上梓が、竹子さんの俳句の第二の出発への花束となるにちがいない。その明るい未来を信じ、更なるご自愛を祈りつつ、心より句集ご上梓のお祝いを申しあげる。岡本眸(序文より)

     堰かれては白き炎となる秋の水
     返り花夕日つめたくなりしかな
     立葵少年母に素つ気なし
     春水の濁りて力溜めをりぬ
     初蝶の歓びに目の追ひつけず
     もどかしき高さに烏瓜ひとつ
     わくら葉や手に乗るほどの持ち時間

序文・岡本眸 装丁・君嶋真理子
A5判上製カバー装 112頁

●著者略歴
昭和4年12月東京生まれ。昭和60年岡本眸先生に師事。平成3年、朝同人
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