[立ち読みする]
友岡子郷との30年にわたる俳縁を持つ著者が、子郷の既刊句集「遠方」「日の径」「未草」「春隣」「風日」「翌」「葉風夕風」の読み直しを行い、1日1句、計366句の鑑賞を一冊にまとめる。
私は子郷先生の七冊の句集『遠方』『日の径』『未草』『春隣』『風日』『翌』『葉風夕風』を読み直すことを始めた。そして、「毎日鑑賞する」ことを自身への課題にした。そのようにして積み重ねた三百六十六句の鑑賞はあまりにも私的で、その未熟は隠しようもないが、今はこのような形で残せたことを喜びたいと思っている。(あとがき)
装丁・君嶋真理子 四六判ペーパーバックスタイル 208頁
●著者略歴
昭和18年1月1日兵庫県生まれ。昭和50年「渦」入会。昭和53年「渦」同人。昭和54年「六人の会賞」次席。昭和55年「渦準賞」受賞。昭和57年「渦」退会。「雲母」入会(平成4年終刊)。平成4年「柚」創刊、入会。平成5年「柚選賞」受賞。「柚」同人、現在に至る。平成18年「雁坂」入会