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◆ 第一句集
本書の句の数々は海外詠の難しさをこえて、神原先生の体内から迸りでる詩心を纏めたものです。それは神原先生が百日間の旅行中は一旅人の眼ではなく、体ごとその場の景に参入し、じっくりと対象に向き合ったたまものに他なりません。次の世界一周はまた季節を変えての海外詠をたのしみに期待いたしております。(鈴木良戈)
飛鳥II百日間世界一周航海旅行に参加して最も印象に残ったことは、訪れた国々の人達が皆素晴らしい笑顔と温かい握手で、日本からの旅人を迎えてくれたことでした。どんなに美しい景色も、どんなに素晴らしい文明も、人間のぬくもりには及ばない、ということをしみじみと思い知らされた旅でありました。この旅で出会った多くの人達の顔を思い出すと、また船に乗りたくなります。(著者)
序文・鈴木良戈 父と旅せば・原 美鈴
装丁・君嶋真理子
四六判並製ソフトカバー
80頁 2007.1019刊行