[立ち読みする]
[早矢仕典子「白色のアリア」、斎藤恵子「雨上り」 ](「詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)」より)
第48回中日詩賞新人賞受賞!
◆ 第二詩集
よく晴れた
風の強い日
私たちは空の一角でだれかを待っている
◆あとがきより
言葉は、空中をふわふわ浮いている夢のようなそれを掬おうとして、いっしゅん、その手の縁を掠めた「詩」の感触にふるえる。その、触れたという記憶の余韻。白い紙の上に書かれているものは、たぶんそういうものなんだろう。そこにはもう「詩」そのものは残っていない。ただ、けっして掬うことのできないものへの憧れと渇望があるだけで。
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[はやしのりこ]
装丁・君嶋真理子
A4判変型並製ソフトカバー装
90頁
2007.10.19刊行