[立ち読みする]
◆ 第一集
弘さんとは関西ペイントの先輩後輩で東京地区の各事業所の俳句同好者の集まりだった「俳扇会」のメンバーでした。『初時雨』上梓おめでとう申しあげます。これからも文芸の道に精進され、ご活躍されるのを大いに期待しております。(椎名進一)
●自選一〇句
春宵や挙句の果ての仮枕
初時雨亡き母のこと父のこと
子の本音妻より聞きし夜の秋
サックスや銀座静かに冬に入る
糸切れし凧に青空退職日
風吹けば風の形に花筏
秋刀魚焼く単身赴任のほろ苦し
ハンカチや本番開始五分前
幸せはこの眸にみえて初端午
冬木立固き握手の別れかな
Amazonでの本の購入はこちらより→ Amazon
序文・椎名進一
装丁・君嶋真理子
四六判並製ソフトカバー
204頁 2007.10.20刊行