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さびしさに肩に乗りくる草の絮
香水を変へて一日落ち着かず
水仙のうつむいてゐて筋通す

吟味された言葉と季語を用いて日常生活の実相をさりげなく描き出した、優しさに包まれた第2句集。

●著者略歴
1928年7月神戸市生まれ。1986年「狩」入会。1992年狩同人。俳人協会会員。1995年第一句集『白夜』上梓。2001年第23回弓賞受賞