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◆ ふらんす堂文庫新刊! 〜中国への旅〜
昭和15年(1940)出征により始めて中国の地を踏み、その後平成12年(2000)まで、16回の中国への旅。60年間の長きに亘って大陸を果敢に旅する俳人の俳句による旅の記録である。長大無辺なる中国大陸のさまざまな顔が五七五の韻律と共に浮かび上がる。
(帯文より)
麦秋の丘のふくらみ雲呼ばふ
芥子の昼甍にたぎる釉
廃れゐて豚も昼寝の少林寺
西冷橋に流す形代鬼やんま
手を振りて唐子めく子等葱坊主
オアシスの端の一軒黍干せり
白帝城彩雲のごと桐の花
シャングリラ花野の松も古木なる
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[まつざき・てつのすけ(1918〜2014)]
装丁・君嶋真理子
A6判フランス装
82頁
2002.9.25刊行