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◆古都の四季を文芸の香り豊かに。
京都と奈良を詠んだ全作品を収録。
澄雄作品の優れた詩性に充ちた名作集。
昭和47年、旧ソ連シルクロードの旅をして以来、芭蕉の「行春を近江の人とおしみける」の句にひかれて、80回以上の淡海への旅を繰返し、淡海の全域に及んだ。その淡海の作と、湖西線の今津からバスで若狭にも何度も行き、若狭小浜での作を加えて句集とした一冊だ。
(あとがきより)
◆テーマ別精選・旅シリーズ
現代俳句の世界を新しい角度から照射し、一人一人の作家をより立体的に把握せんとする意欲的試みに充ちたシリーズです。伝統形式にささえられた芳醇なる作品群は、私たちの魂の渇きをきっと豊かに充たしてくれることでしょう。私たち日本人のアイデンティティーをこの小さな本にみつけてみませんか。
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[もりすみお(1919〜2010)]
装丁:千葉皓史
A6判フランス装
90頁
1999.11.25刊行