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四季の美しい北方風土の中で、自然と向き合いそこに生まれる心を詠んだ328句を収めた第1句集。
序・大串 章
尾崎さんは俳句にかかわることによって、いっそう深く季節と交わり、いっそう強く風土と切り結んでいるように思われる。 (序より)
親に添ふ仔馬大地を楽しめり
四辺枯れ風大股に通り過ぐ
落葉かさかさ内緒ばなしのもれやすく
海を見に行く春泥を跳びながら
目ではかる水の冷たさ山清水
序文・大串 章 跋文・太田正男
装丁・君嶋真理子 四六判上製カバー装 200頁
●著者略歴
昭和21年8月30日北海道函館市に生れる。昭和53年「青女」入会。昭和60年「青女」退会。昭和61年「梓」入会。昭和62年「梓新人賞」受賞。平成9年「梓賞」受賞。平成10年「梓」終刊。平成10年「百鳥」入会。平成12年「百鳥」同人。俳人協会会員、同北海道支部理事。